睡眠時無呼吸症候群
昼間の眠気、だるさなどが主な症状で、ご家族の方からいびきがうるさいことや、睡眠時に呼吸が止まっていることを指摘され受診されることが多い疾患です。
近年では虚血性心疾患、大血管疾患、脳卒中、不整脈など循環器疾患発症の大きなリスクの一つであることが分かってきました。
睡眠時に舌の根元が気道を閉塞させることで起こる疾患で、重症度を判定し、適切な治療(CPAP療法)が必要な場合があります。
当院では循環器疾患の予防の一環として、適切な診断および治療を行っております。
その他呼吸器の病気
慢性閉塞性肺疾患
タバコの煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患です。
喫煙習慣を背景に中高年に多く発症します。息切れ、慢性的な咳や痰のからみなどの症状が一般的ですが、重度になると心臓に負担がかかり(肺性心)むくみなどを起こします。
運動能力の低下から寝たきりとなったり、食欲不振、低栄養状態を起こすほか、長年の喫煙歴から動脈硬化性疾患を併発している患者さんも多い疾患です。
当院では適切な診断と治療を行っております。
喘息
炎症によって気管支が狭くなり、咳や呼吸困難、喘鳴などが起こる疾患です。
喘息の人の気道は、症状がないときでも常に炎症をおこしているため、ホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作がおきてしまいます。
喘息の治療は、発作をおこさないための気道炎症の治療が中心となりますので、発作の起きていない状態でも継続的な投薬が必要となります。