生活習慣病
糖尿病
糖尿病は体内の血糖値をコントロールするホルモン(インスリン)の分泌不全で発症する1型糖尿病と、生活習慣の乱れでインスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなるために起こる2型糖尿病に大別されます。
2型糖尿病は生活習慣病の代表的な疾患です。遺伝的な体質に過食(特に高脂肪食)、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣や加齢といった要因が加わり発症するとされています。
主に中高年以降にみられますが、近年では若年者の発症も増加しています。
早期の糖尿病患者さんは無症状であることが多く、健康診断などから見つかることがほとんどです。
糖尿病は動脈硬化性疾患、網膜症による視力障害や失明、腎機能障害、神経障害による手足のしびれなど、様々な合併症を引き起こすため、早期からの治療が必要です。
高血圧症
無症状なことが多く、多くの患者さんが健康診断や人間ドックで発見されます。早期治療によって重症化を防ぐことが出来ます。
また、合併疾患に対しても適切な治療が必要と考えており、適切な検査治療を行っております。
脂質異常症(高脂血症)
血液中のLDL(悪玉)コレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)が多くなったり、HDL(善玉)コレステロールが少なくなる病気です。
血管の動脈硬化を起こすことで、心筋梗塞や脳卒中などの重症な疾患を発症させます。糖尿病と同様に無症状であることが多く、健康診断などで発見されるほか、心筋梗塞や脳梗塞を発症した際の採血検査で指摘されることが多い疾患です。
動脈硬化は一度発症してしまうと劇的に改善する治療法が少ないため、早期からの治療が必要です。
高尿酸血症
尿酸値が高いために身体に影響を及ぼすリスクがある状態で、尿酸の結晶が徐々に沈着していき、痛風発作(関節炎)や尿路結石、腎障害などが引き起こされます。
また、最近では、高尿酸血症がさまざまな生活習慣病の要因となっていることが指摘されており、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの合併も多い疾患です。
食生活の改善でのコントロールを目指しますが、投薬が必要となる場合もあります。